2015年 04月 13日
4月13日(月) 壁と床の取り合い部に設ける「幅木」のことを仏語でplinthe(f.)という。 "une bande de faible hauteur, placée au pied des murs, le long du sol, à l'intérieur ou à l'extérieur d'un bâtiment." 「GigaDic_土木建築用語サイトマップ」という便利なページがあって、そこで知った。 "still moving"展でのコラボ作品 "Tracing Suujin"では、浮遊するグリッドを壁に取り付けるために、幅木を新たにつくって、目立たないようにつけている。 そのせいか、最近、建物の中で何かと幅木が気にかかる。 目立たない部分にばかり目を向けるのは、ほとんど「病気」といえるかもしれない。 昨日(12日)、ようやく京都市美術館に"Parasophia"展を見に行った。 そしたら、幅木の面白い追加箇所をみつけた。 出入口をふさいでいるのだが、壁が連続しているように見せるため、ニセ幅木をつけている。 施工を急いだのだろう。四隅をビスどめして塗装しているが、凹凸がちぐはぐしてしまっている。思わずにんまり。 もうひとつ面白かったのは、中庭に面した窓をふさいでいる黒いシール紙に穴 trouが開いて、そこから中庭が見えたことだ。 穴がぐうぜんアフリカ大陸のかたちをしている。 京都市美術館にアフリカ! ここからアフリカに通じていたら! この中庭は、整備したらすごくいいカフェができると思うのだが、空調ダクトなどの処理が技術的経済的に困難だそうで、数十年間ずっと不可視不可侵の空間になっている。 再整備計画があるそうだが、ぜひ取り組むことを勧めたい。
by peuleu3
| 2015-04-13 18:47
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