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2016年 02月 17日
Qu'est-ce que la terrain ?_3 : Le sol est arrivé
2月17日(水)
午前10時と午後5時、土が届く。
太平洋セメントさん、神栄建設さん、伊藤砂利川砂店さん、ありがとうございます。
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前後して、ギャラリーアクアでのポーランド人作家のワークショップ展での事件を知る()。
丹羽とかいうこんなカスみたいなヤツがアート界ではまだもてはやされるのか。
なんと古くさい議論だ。

自己顕示欲とアート愛好家の視線で肥え太ったおまえら自称アーティストより、土くれの方が、そしてそれを運ぶ人の方が、よっぽど崇高で美しい!
土を見ながら、やはり「アート」とやらに対してはずっと異邦人でいようと思 った。



by peuleu3 | 2016-02-17 23:01 | art
2016年 02月 06日
Qu'est-ce que la terrain ?_2
2月6日(土)、土木基礎工のリサーチと土の検討のため、二つのサイトを訪れる。
午前10時、「びわこ温泉ホテル紅葉」跡地。DRCの林裕介さんと待ち合わせ。
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ホテル紅葉(1964年開業)は、かつて紅葉パラダイス(1966-98)を併設し、「東洋一のレジャーランド」をうたった。CMの歌が耳にこびりついている人も多い。1993年に和式の「旅亭紅葉」にリニューアルしたが、経営難が続き、2013年1月に全面閉鎖された。
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杭抜き工事をしている。

e0204542_13373847.jpg抜かれた杭。
これは古いタイプ。

下のが新しいタイプ。
太くなって、鉄板が巻いてある。

杭を展示したく思うが、
断片で600kgはあり、無理。
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e0204542_13382023.jpg吉井工務店の吉井会長を通じて知り合ったDRCさんの仕事は古い杭を抜いて埋め土し、排水路など基礎工事を行うこと。

跡地にはプレサンスのマンションが建つらしい。
南側にはすでに別のマンションが建っている。

陸上で人間がやっていること、という思いで眺める。

「地」とは何なのか?

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掘り返した土の山。
かつて人工の山をリサーチしてマッピングしていくMERP: Moving Earth Research Projectというのをやっていたが、中断している。
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異物の混入が少ない比較的きれいな土。
かつての大衆的レジャーランドの記憶が染み込んでいる。
何せ「ランド」だ。この山を動かすことを考える。

* * *

午後1時、新開地で待ち合わせして、神栄建設の谷奥さんの案内で、同社の西下残土処分場を見に行く。
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神栄建設の本社は、KAVCにほど近い兵庫区荒田町にある。湊川の氾濫で田をつくっても荒れたということからついた地名だ。
大きな土木系の会社だが、これも縁ではないかと思って相談したら、親切に対応いただいた。
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広大な敷地内には、あちこちに残土が山となって積まれている。
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比較的純一な残土の山をみつけたので、マークする。
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ふんわりした悪くない土だ。粒子が細かいので、重くなるかなと躊躇する。
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一番奥でみつけた残土の山。一見、コンクリを砕いた再生砕石と思ったが、粘板岩のがれきだった。
粘板岩は泥が堆積したものが脱水・固結してできた頁岩(けつがん)の一種。
検討中の「太平洋カールストーン」の原石も淡路島の頁岩だ。
ここのは固着が弱く、手で簡単に割れる。
どこで採れたかを調べてもらったら、神戸市西区「見津が丘」工業団地の伊藤園の建設地からだった。
「見津が丘」の開発を調べてみたら、山を削って工業団地をつくるというよくあるパターンの典型だった。
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1985年当時の航空写真。
1991年に神戸市が計画、1998年に神戸淡路鳴門自動車道神戸西インターチェンジが開通、その後、県道などとつなげて交通の便が整うと、2004年にゴミ処分場「神戸市資源リサイクルセンター」をつくり、まもなくスズキなどの企業が次々と工場をつくった。
伊藤園の進出は2012年、神栄建設が地盤工事を受け持った。
「新シク開イタ地」展のテーマとつながる内容だ。
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伊藤園の建設地。粘板岩はここの下から出たそうだ。
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まだあちこちに空き地が広がっている。
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粘板岩を持ち帰ってテストしてみた。
粘土質のため、割ると細かい粒子が飛ぶ。う〜ん。
これにしようと思ったが、再検討。
・・・
・・・
・・・

by peuleu3 | 2016-02-06 23:33 | on the earth
2016年 02月 04日
Mon camphrier est malade...
2月4日(木)
庭のクスノキが病気だ。
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大晦日に表皮がカビで覆われているのに気づいた。
おそらく昨年夏に太い枝を伐採したせいだろう。
「にわしごと」の熊谷直樹さんが、洞ができて危ないから切った方がいいというので、同意して切ってもらった。
その後、庭もうろつけないくらい忙しく、注意してみていなかった。
朽ちてきているのではないか、というくらいショックだった。

e0204542_2345660.jpgこのクスノキは、わが家兼工房を建てる前からこの地にあって、守り神のように大事に思ってきた。

だが、忙しくて、手当てしている時間がない。

やむなくまた熊谷さんに来てもらって、カビた表皮を剥いで、殺菌剤を吹きつける処置をした。

丸裸になったクスノキ。
哀れだ。


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切った部分に樹塊が巻いてきているから、まだ生きているとは思う。
だが人間でいうと、ハーハー、ゼイゼイ、かなり重傷な感じではないか。
春になったらまた元気になって、若葉をいっぱい茂らせてほしいのだが・・・。

* * *

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同日、太平洋セメントから軽量盛土材「太平洋カルストーン」のサンプルが届いた。
「新シク開イタ地」展で、展示室に土砂系の材料を入れる。しかし造園屋から川砂を買って入れるというのはちがうと思い、あれこれ物色していて、ふと出会ったものだ。
同社に電話で問い合わせたら、たまたま電話に出られた資源営業部の福元知子さんが、なんと嵯峨芸出身。
美大出身でセメント会社勤務とは珍しいが、嵯峨芸といえば、KAVCの林正樹さんも岡村有利子さんも嵯峨芸出身。
これも何かの縁ではないか。同じ美術系どうしだと話が通じやすい気がして、期待するところ大。
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サンプルには同じような材料で、アサノライトという骨材の大粒・小粒タイプも入っていた。
いくつか試してみる。
太平洋カルストーンは、さまざまな土木系地盤材に使われており、色あいや粒子感もイメージに合う。
問題は価格と運搬方法、後処理だ。

検討は続く。。。




by peuleu3 | 2016-02-04 23:36 | on the earth