2016年 05月 08日
5月8日(日) 崇仁祭に参加。 地域の過疎高齢化で、鉾の巡行を行う人手が足りないとかで、京都芸大に参加よびかけがあった。 プレ移転事業でもある "still moving"展は、京都芸大が地域との関係を深めていく事業という側面もある。 まず鉾をトラックでJR南側に移動させ、東九条の地域を巡行、次いでまたトラックでJR北側に鉾を運び、崇仁地域を巡行。 ・ ・ ・ 昨日出稿したばかりの「巨大あやとり」のチラシが届いた。 院生の田中美帆の不器用で面白い絵を、素材の味を殺さないよう料理した。 まったくデザインは料理に似ている。 A4上質90kg、両面カラーで200枚、即日仕上げで、5980円(グラフィック)。 #
by peuleu3
| 2016-05-08 23:01
| art
2016年 05月 07日
5月7日(土) ギャラリーアクアでつくっている「ホテル養生」の最後の担当作品 "YOJO-Water"をやっと床に取り付ける。 それをワラ越しに見る。 映像をつくるのは久しぶりだったので、勘を取り戻すのに時間がかかった。 慣れてくると、水の中の葉っぱがトンボに変わり、それに水がかかって飛び去る、というシーンもつくった。 桜の花びらが2回スローモーションで流れて終わる。 映像作品は、Final Cut Expressの古いヴァージョンでつくっているが、そろそろ変え時かなとも思う。 だが、OSをヴァージョンアップしたくないので(MacOS10.6.8)、ソフトの更新をいつも躊躇する。 それより、むずかしかったのは、床への設置だった。 ギャラリーアクアの展示壁面内を「ホテル化」して、合板の床板をはめてワラを敷いているが、その床板の一枚に穴を空け、5mmのアクリル板で保護してモニターを取り付けるまではよかった。 DVDプレイヤーが壁板の外から入らない。 展示室の床とのすきまが2.5cmしかなく、設置するには床板をはずすしかない。 縁の下、つまり床板と展示室の床との間は10cm。ワラぼこりが大量に落ちる。機械の養生には、とてもよくない環境。しかも15mmの板越しにリモコンが効くか、心配だった。 リモコンは案の定効かず、外に出て、モニター画面が見えないまま、床に信号を反射させてプレイヤーを操作するしかない。 床板をはめて、壁の外側から祈るような気持ちでリモコンボタンを押したら、さいわい信号が届いて操作できた。 だが、少しでも方向をずらすともう操作できない。 壁に小さな目印をつけて、なんとか他人でも操作できるようにした。 月末までもってくれますように。 ---- 4月半ば以来、忙しくて、ずっとこの備忘録を書けないでいた。 これからさかのぼって制作過程の覚えを記していこう。 #
by peuleu3
| 2016-05-07 23:06
| art
2016年 04月 16日
2016年4月16日(土) 14日午後9時26分、ギャラリーアクアで「ホテル養生」を制作中、熊本で震度7の地震が起きた。 その後まもなく、それは「前震」で、16日の深夜1時25分に起きたマグニチュード7.3(暫定値)、最大震度6強の地震が「本震」だと気象庁が発表した。 だが、国内では、14日に発生したようなM6規模の活断層型地震の後、それを上回る本震が発生した記録が存在しないという。 → *朝日新聞の記事 大地の下で何かが起きている。 川内原発をとめない政府は非常識きわまりない。 原子力規制委員会は科学の名のもとに「影響ない」と判断していると言うが、地震学でもよくわからない現象が起きているのに、どこが「科学」か? 真の「科学」は、自らの限界を知る。わからないことはわからないという。 規制委員会が載る土台が「科学」では決してないことが今回明るみに出た。 にせ科学者の集まりだったのだ。 ・ ・ ・ 同じく4月16日、太平洋を隔てたエクアドルで、マグニチュード7.8の大地震発生。 死者233人以上、政府は非常事態宣言。 #
by peuleu3
| 2016-04-16 23:58
| on the earth
2016年 04月 14日
4月14日(木) 昼間は、「ホテル養生」の各床板の加工。 使用する展示壁面は、厚さ15mmの合板を貼った頑丈なパネルを組み合わせてできていて、パネルの縦横の枠が板を置いて床にするのにちょうどいい。 ただ複雑に組み合わせるので、板の長さや、枠の継ぎ目が柱状になった部分を欠いて嵌め込む必要がある。 一枚、穴をあけるのをまちがった。 夕方からネオンの取り付け。 9年前にネオンの作品《影》をつくるときに発注した金沢の北陸ネオンに注文したら、今回は1m以上の長さになるので、輸送上の安全性を考えて、関西の業者に発注することになった。 前回は私設のギャラリーヤマグチだったので、自分でネオンを取り付けたが、今回は、教育委員会管轄の公設ギャラリーなので、ネオン工事士の資格をもつ業者に取り付けもやってもらうことにした。 17時前、カツマネオン(伊丹市)の勝間さんが、僕の設計どおりのネオンをもってギャラリーアクアに到着。 『養生訓』から取った言葉「完ぺきをのぞむな」が、安ホテルのようなピンク色のネオンで光る。 このネオン作品をつくることが、今回、もっともやりたいことの一つだった。 #
by peuleu3
| 2016-04-14 23:11
| art
2016年 04月 13日
4月12日(火) 先週から、「ホテル養生」内に置くアーティストブック(のち『養生本』と命名)の制作にかかりきり。 Gゼミの5人(亀井寿美、前田菜月、出口義子、熊田悠夢、田中美帆と僕)で、手分けして貝原益軒の『養生訓』を読み、面白いと思ったセンテンスを抜き出し、絵を描くという作業。 眠り、心、欲、五官、食の五つの主題をそれぞれが担当し、一冊にまとめたものを同じ五つのテーマに対応する各部屋(床)に配していく。 ホテルの各部屋に聖書なんかがおいてあることをふまえたものだが、じつはこれが「ホテル養生」の本体(他は脇役)といえる作品になる。 先月末に、養生クンのキャラクターはすんなり決まり、4/12締切で各自制作に着手。 メンバーからテキストと絵が続々と送られてきたものを編集・レイアウトし、印刷用に面付けしていく。 昼は大工、夜は編集デザイナー。イラストレーターもやった。からだが分解しそうだ。 本の大きさはA6、総ページ104ページになった。 A3用紙両面(16ページ)に刷れば、紙7枚で足りる。 そのつもりでいたら、彼女らが買ってきた紙はA4だった。 面付けを手直しする必要があり、用紙の枚数は13枚になる。 オープニングは週末の4/16(土)。まだ本もホテルの室内空間は未完。あせる。 益軒の『養生訓』は、同じ内容の繰り返しが多いが、予想を越えて面白かった。 原文もインターネット上に載っている。 僕は「心」担当になったので、創作する人間のこころがまえとして読む。 絵を描いた担当箇所をアップしておく。 印刷が終わるたびに、出口、熊田ら製本班へバトンタッチ。 5部印刷を終えたときは、もう夜になっていた。 4月13日(水) 日本画の院生の部屋で他の学生にも手伝ってもらって、布を厚紙で裏打ちした表紙に、花ぎれまであしらった角背上製本が5冊できた。 手を抜かないのがいい。 さらに表紙に貼り込む書名札をつくってはりつける。 オープニングまであと2日。 #
by peuleu3
| 2016-04-13 23:46
| art
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